2011年7月1日金曜日

第54回全国大会のプログラムはまもなく届きます

まもなく「第54回大会のプログラム」、「参加・不参加連絡書」などが届けられます。
会場は東京・高田馬場の東京富士大学。会期は9月30日(金)、10月1日(土)、2日(日)の三日間。初日は15時から企業見学。二日目午後の統一論題では『ハイ・クライシスの先にある実践経営の新地平 ― 経営システムの革新を問う~』。この社会には、本当は危険だらけなのに、それによる被害を想定することなく、今日の平穏が、あたかも明日も続くかのような、そんな根拠のない経営の日常を追い求めてはいないだろうか。研究者も、そのようなクライシスをほとんど意識することなく理論構築に向かっていないだろうか。東日本大震災を経て、今、これまでの経営学はどう軌道修正されなければならないのだろうか。
 「不参加」を決め込む理由はいくらでもあるものですが、学問にとっては、それぞれの真価が問われています。後期の講義を、半年以上も昔に提出したシラバスに沿って、何の変化もなく進めるわけにはいきません。普段の経験や社会観察から、どんなことでもいい、“命ある人間としての気づき”を持って参加しようではありませんか。
 今から日程に組み込んでおきましょう。
(実践経営学会会長 平 彦)